■
鳴神響一氏の「脳科学捜査官 真田夏希」読了。
帯に「警察小説に新ヒロイン誕生」と書かれていて、その帯につられて買いました。
女性が主人公になっている警察小説は多々あります。
パッと思いつくだけでも誉田哲也氏の「ストロベリーナイト」シリーズ。
秦建日子氏の「推理小説」などの刑事・雪平夏見シリーズなど・・・
深町秋生氏の「組織犯罪対策課 八神瑛子」シリーズなど・・・
いずれもキャラの立った小説です。
警察という組織はやはり未だに男性社会の印象が強いと思われます。(実際の現場を知らないので、このような書き方をしますがおそらく間違っていないと思います。)
そんな中で活躍する女性というのはそれだけで貴重というか、キャラクターとしてかなり強烈な個性を持っていないと務まらないでしょう。
今回の「脳科学捜査官 真田夏希」はすごく知性溢れる、魅力的な女性です。
しかも別嬪である!(重要です!)
元精神科医であり神奈川県警に特別捜査官として採用された準キャリアの警部補。
脳科学や心理学用語が山盛り出てきて、初めて聞く言葉がてんこ盛りです。
犯罪者のプロファイリングだけでなく、犯人の心の動きを科学的に推理する様は非常に興味深い。
すでにシリーズ2作目「イノセントブルー」もリリースされているのでこちらも早速読んでみたいと思う。そんな作品でした。
私の警察小説ブームはまだしばらく続きそうです。