ヒステリック・サバイバー
深町秋生氏の「ヒステリック・サバイバー」読了しました。
アメリカの中学校から物語はスタートします。
ありふれた学校生活の一場面。
学校のカフェテリアで主人公と友達が談笑するシーン。
そこにヒスパニック系同級生二人が大きな荷物を持って入ってくる。
そのに元の中から出てきたのはショットガンとハンドガン。
ヒスパニック系の彼らはスペイン語で大声上げながらショットガンとハンドガンをぶっ放す。
一瞬にして平和だったカフェテリアが地獄絵図に変わる。
日本でも何度も報道された事件がに巻き込まれた一人の日本人少年が、
銃のない安全な日本に帰ってきてから巻き込まれる銃犯罪。
ドキドキしながら一気に読み切ってしまいました。
楽しゅうございました。
本のこと
マメに記録をと前回書いたにもかかわらず、あれからすでに2冊・・・
2冊とも初めて読む作家さんのものでした。
まずは風野真知雄氏の「昭和探偵1」
昭和生まれの私としては非常に身近なものとして読めました。
特に第二話「ディスコ・クイーンはいまでも玉の輿か?」は本当に懐かしくなってしまいました。
続編が非常に気になります。
そして、根本聡一郎氏の「プロパガンダゲーム」
就職活動中の学生が某大手広告代理店の最終選考で
架空の国の政府側とレジスタンス側に分かれて、隣国と戦争することの是非をSNSに参加する国民に問うゲームに参加させられます。
抽選で政府チームに振り分けられた4名、レジスタンスチームになった4名それぞれのチームには1人ずつスパイが紛れ込んでいるという手の込みよう。
二転三転する展開がドキドキとハラハラを加速させます。
非常に読み応えのあるミステリーでした。
しばらく・・・
しばらく放置している間に読み切った本が・・・
もともとこのブログを始めたきっかけも読んだ本の記録の意味合いもあったのだが・・・
すっかりさぼり癖がついてしまった。
普段あんまり反省しないが、ちょっと反省。
とりあえずこのひと月余りで読んだ本を並べてみる。
鳴神響一氏の「脳科学捜査官 真田夏希 イノセント・ブルー」
前回このブログで書いた鳴神響一氏の「脳科学捜査官 真田夏希」の続編である。
そしてその後に読んだのが柚月裕子氏の「検事の本懐」「検事の死命」の2冊。
柚月裕子氏の作品は最近はまっています。
この「検事の本懐」「検事の死命」は短編でよ非常に読みやすいし、普段あまり読書をしないという方にもお勧めできます。
そして次に読んだのが大沢在昌氏の「ニッポン泥棒」の上下巻
大沢在昌氏は言わずと知れたハードボイルドの巨匠である。
ゆえに、少し敬遠していたところが個人的にあって・・・
大沢在昌氏の「新宿鮫」のシリーズだけはいまだに手を出していない・・・
しかしながらそのほかの作品は結構読んでいたりする。
「日本一運の悪いサラリーマン」のシリーズだったり、アルバイト・探偵シリーズはすべて読ませていただいている。
が、やはりなぜだか「新宿鮫」のシリーズだけは手が出せないでいる・・・
そして、昨日読み終わったのが石田衣良氏の池袋ウエストゲートパークシリーズ
「西一番街ブラックバイト」
その昔、TOKIYOの長瀬智也さん主演のドラマ「池袋ウエストゲートパーク」がOn Airされていたが、原作は今も続いている。
石田衣良氏の作品を読むきっかけになったのがこのシリーズだった。
一時は本当に石田衣良氏の作品を読み漁ったが、最近では少し遠のいている。
しかしこの「池袋ウエストゲートパーク」のシリーズだけは文庫になると必ず買ってしまうのだ。
文体が軽く読みやすい。サクサク読めてしまうので読んでいて楽しいのだが、少し物足りなく感じることがある。その分少し遠のいたのかもしれない。
一つ一つの感想を書いていたら本当に大変なことになるので、これからはマメに描くようにしようと本当に少しだけ反省した次第である。
■
鳴神響一氏の「脳科学捜査官 真田夏希」読了。
帯に「警察小説に新ヒロイン誕生」と書かれていて、その帯につられて買いました。
女性が主人公になっている警察小説は多々あります。
パッと思いつくだけでも誉田哲也氏の「ストロベリーナイト」シリーズ。
秦建日子氏の「推理小説」などの刑事・雪平夏見シリーズなど・・・
深町秋生氏の「組織犯罪対策課 八神瑛子」シリーズなど・・・
いずれもキャラの立った小説です。
警察という組織はやはり未だに男性社会の印象が強いと思われます。(実際の現場を知らないので、このような書き方をしますがおそらく間違っていないと思います。)
そんな中で活躍する女性というのはそれだけで貴重というか、キャラクターとしてかなり強烈な個性を持っていないと務まらないでしょう。
今回の「脳科学捜査官 真田夏希」はすごく知性溢れる、魅力的な女性です。
しかも別嬪である!(重要です!)
元精神科医であり神奈川県警に特別捜査官として採用された準キャリアの警部補。
脳科学や心理学用語が山盛り出てきて、初めて聞く言葉がてんこ盛りです。
犯罪者のプロファイリングだけでなく、犯人の心の動きを科学的に推理する様は非常に興味深い。
すでにシリーズ2作目「イノセントブルー」もリリースされているのでこちらも早速読んでみたいと思う。そんな作品でした。
私の警察小説ブームはまだしばらく続きそうです。
Aretha Franklin
本日私が大好きなアーティストの一人、アレサ・フランクリンが亡くなったというニュースが入ってきました。
アレサ・フランクリンが危篤状態にあるというのは聞いてはいたのですが・・・
やはり訃報が届くとがっくりとしてしまいます。
私がアレサ・フランクリンというシンガーを認識したのは記憶が定かではありませんが、おそらくBLUSE BROTHERSという映画に出演していた彼女を観たのが最初だと思います。
それ以来、彼女の迫力ある歌声に魅了されいろんな音源を聴いてきました。
ホントに一度生で彼女のパフォーマンスを観てみたかった。
そう、バラの花はどんな風になってもバラなのです。
あなたはどんな風になっても私の憧れであり、希望なんです。
どうか安らかに眠ってください。
お疲れ様でした。
本のこと
本は基本的になんでも読みますが、その時々で自分の中ではやりがあるみたいです。
例えば、今は警察小説が流行りで、
これはちょっと長いブームになっています。
警察小説がブームになった切っ掛けはおそらく今野敏氏の「隠蔽捜査」
もちろんそれまでにも警察小説は読んでいたけど、それまでの警察小説にはないキャリア警察官僚が主人公だったことも興味惹かれた理由かもしれません。
キャリア警察官僚って今までの警察小説では悪者として描かれることが多かったけど、
この隠蔽捜査では原理原則に従うちょっとかわったキャリア官僚が主人公です。
非常にキャラがたっている!
主人公のキャラがたっているとすんなり物語に入り込めて、読むのも楽だったりする。
シリーズとしてもまだ続いていて、続編が文庫になるのが楽しみな作品である。